滅びと再生

太陽系第四惑星から飛びたった宇宙船は太陽第三惑星に着陸した。第4惑星の文明はポールシフトにより極の氷が溶けて水位が何百メートルも上昇し、文明が滅びる前に火星の文明は第三惑星の地球に移住する計画を打ち立てた。

 宇宙船から火星の調査隊が降り立った。そこには人骨らしきものがいたるところに散らばっていた。調査隊の一人が人骨の一部をDNA解析して調査隊のリーダーに「火星人と地球の人骨のDNAは酷似してます」と報告した、リーダーは「おそらく我々の祖先は地球のポールシフトから脱出して火星に文明を築いたのだろう」文明が滅び、他の惑星にまた始めから文明を築く、人間の歴史とはその繰り返しなのではないのかという考えが調査隊員達の脳裏に浮かんだ。