短編小説 白いおみくじ

  観光地の名跡の神社で修学旅行生がいた


「この神社のおみくじ引いたらおみくじに書いてある通りの

人生になるんだって」


学生たちの順番におみくじを引いていった。


「俺、大吉」「小吉」


最後の 1人がおみくじを引くと


「あれ、白紙」その声に学生たちが顔を向けるとそこには誰もいなかった。